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あなたの消防英語

 

自己啓発の窓 −行政行為−

5 行政行為の取消しと撤回
(2)取消し・撤回自由と制限
イ 取消し・撤回の制限
現行憲法のもとでは、国民の権利・自由は尊重されるべきであると考えられており、行政行為の取消し・撤回についても制約が加えられるべきである。
当該行政行為が国民にとり自由な制約などの不利益となる処分の場合には、国民は当該処分による制約から免れたいと望んでいるので、取消し・撤回は自由に行うことができる。しかし、国民に権利利益を付与したり、第三者に特別な法的利益を与えるような処分については、行政庁が誤って不当ないし違法な判断による処分を行ったからといって、取消し・撤回を自由に行うことは相手の法的地位を不安定にするばかりか、国民の行政上の法律関係に対する信頼を失わせる結果となり許されない。このため、これら処分を取消し・撤回する場合には、国民がそれら処分によって得た利益の尊重を上回る重要な公益上の必要性が存在する必要があるとされている。

 

〈英文例〉

あなたの消防英語

[Response System−2]
1 The fire response system is comprised of the 1st through 4th alarms depending on the size of fire.
2 For the 1st alarm fire,5pumpers,an aerial ladder and an ambulance will respond.
3 It takes about 50 seconds to leave the station after receiving an alarm.
4 Normally the response time is 5 minutes or less,but it may take a little more depending on the traffic situation.

 

ミニ知識

−地方自治用語−
諮問
一定の機関に対して、法令上定められた事項について意見をたずね求めることをいう。諮問に答える機関を諮問機関とよぶ。諮問機関は、諮問事項について調査審議し、意見を答申する。

 

 

編集後記

♪九月号から中断していました自己啓発の窓・ミニ知識−地方自治用語、「続きはいつですか?」等の問い合わせを多数いただきました。皆様にお伝えしたいことが多く、間が開いてしまい、ご迷惑をおかけしましたが今月は、掲載することができました。
♪この一年「ほのお」の各コーナーに皆様のご協力を賜り、誠にありがとうございました。お寄せいただいたもの全てを紹介できなかったことを、この場を借りてお詫びいたします。編集部一同、来年もさらなる紙面の充実に向かって頑張る所存でございます。引き続きご協力の程、よろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を!(佐藤)

 

 

 

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